格安スマホは一時期「電話をかけると高くなる」と言われていました。
利用料が安い反面、かつて通話料が従量課金のみだった格安スマホは、通話が多いユーザーにはあまり受け入れられなかった事実があります。
従量課金とは、5分通話すれば5分間の通話料が、10分通話すれば10分間の料金の通話料がかかる課金方式で、いわゆる「かけ放題」とは正反対のシステムで、そのほとんどは「30秒ごとに20円の課金」が一般的でした。
つまり、仮に10分間通話すると、それだけで400円の通話料がかかっていたのです。
しかし、年々競争が激化している格安スマホでは、競合他社との差別化として、大手の通信会社のような「電話かけ放題オプション」を導入する会社が増えてきたのです。
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格安スマホの電話かけ放題オプションのほとんどは「時間制」のかけ放題になっています。
1回の通話につき5分まで、または10分までかけ放題といったオプションが多く、大手のような「時間無制限のかけ放題オプション」ではありません。
したがって、長時間の通話をする場合は、例えば5分間のかけ放題オプションなら、5分経過前に一度電話を切り、再びかけ直すという工夫が必要になります。
しかし、一説では携帯電話ユーザーの実に84%が3分以内で通話を終了しているというデータがあるので、時間無制限のかけ放題ではなくても、そこまで問題になることは考えにくいと言えます。
格安スマホの電話かけ放題サービスには、かけ放題の対象外となる電話番号があるので注意が必要です。
具体的には「ナビダイヤル」と呼ばれている「0570」から始まる電話番号は、電話かけ放題の対象外となります。
全ての0570番号への電話は、相手側に繋がる前に必ず「この通話は有料である旨と通話料」を伝えてくるので、その料金が必ず発生します。
他には「テレドーム」と呼ばれる「0180」からの電話番号や番号案内サービス、国際通話なども電話かけ放題の対象外となるので注意しましょう。